当サイトはプロモーションを含みます

大学入試システムについて 高校生から見た考察「2021」

学習

ー国公立大学ー

①入試の種類

「一般選抜」

1月に大学入学共通テストが行われ、
2~3月に個別学力検査(二次試験)を中心に
調査書や小論文、面接などから評価される。
共通テストが終わって、個別学力検査に出願
するまでの間に、共通テストの自己採点をし、
出願する大学を決める。
・大学入学共通テストについて
それぞれの大学が共通テストで課す教科・
科目を設定しており、7割以上の大学が
5教科以上を課す。これらの教科、科目は
志望する大学・学部・学科に合わせて
選択する。
※理科は注意!
理科は科目選択のパターンが4つに
分かれている。
文系学部ではAパターン、理系学部では
Dパターンを課す大学が多い。
(2021年度ではAパターンは物理基礎、
化学基礎、生物基礎、地学基礎の中から
2科目を選択。Dパターンでは物理、化学、生物、地学の中から2つ選択。)
出題形式はマークシート方式で、出願時期は
9月下旬~10月上旬。受験料は3教科以上
ならは18000円、2教科以下なら12000円。

・二次試験について

前述したように二次試験は個別学力検査を
中心に調査書や小論文、面接などから
評価される。
個別学力検査では2~3科目が課される。
前期日程、中期日程、後期日程で行われる
ため最大3回の受験が可能である。
後期日程では小論文、面接、総合問題を課す
大学が多い。
前期日程で合格し入学手続きをすると
それ以降の受験では合格することができない。
だから第一志望校は前期日程で受験するのが
基本。しかし前期日程のほうが後期日程より
倍率が高い。

・合否について

共通テストと個別学力検査の合計点で決まる。
※どちらの点数を重視するかは大学・学部
によって異なる。

「学校推薦型選抜」

・公募一般推薦

大学ごとの出願資格を満たして、出身学校の
校長から推薦された生徒が受験できる。
大学によって大学入学共通テストを課す場合と課さない場合がある。
大学入学共通テストを課す場合、
一般選抜のように5教科、7科目を課す大学・
学部が多い。
※評定平均値に基準があることが多いため、
ある程度の成績がなければ受験できない。

「公募特別推薦」

スポーツや文化活動における実績などが
評価される。
※評定平均値に基準があることは少ない。

「指定校推薦」

大学が特定の高校を指定して実施する
入試方式。勉強や部活動の成績などを
評価して校内選考が行われる。
出願できれば合格率は高い。
しかし高校から受験することができる人数が
決まっている。

「総合選抜型」

その大学で学びたいという意欲や入学後の
目標が重視される。そのため、自分の意欲や
熱意を大学に強くアピールする必要がある。
学校長の推薦は基本的に不要。
書類審査や面接だけでなく、知識や思考力・
表現力などを多面的に評価する。
選考方法は小論文やプレゼンテーション、
資格検定士官の成績、大学入学共通テストを課すなど、選考方法も内容も大学によって
異なる。

一般選抜、総合選抜型以外の3つの選考方法は書類審査、小論文、面接が主体。
一般と違って高校の努力を評価する。また、
小論文や面接によって思考力や表現力、個性
や人柄などを見るケースが多い。

②募集人数

募集人数は学校や学科・学部によって違うが、
多くの学校の8割を一般選抜が占めている。

③国公立大学入試スケジュール

9月下旬~10月上旬:共通テスト出願
1月上旬:共通テスト受験(2日間)
共通テストの自己採点
1月下旬~2月上旬:個別学力検査出願
2月下旬:前期日程受験
(3月上旬:合格発表
3月中旬:入学手続き締め切り)
3月上旬:中期日程受験
3月中旬:後期日程受験
3月下旬:合格発表、入学手続き締め切り

ー私立大学ー

①入試の種類

「一般選抜」

3教科が基本。
文系学部→英語、国語のほか、地歴・公民、数学から1科目選択。
理系学部→英語、理科、数学
配点は大学・学部・学科によってさまざまで、
全科目同じ配点の場合もあれば、特定科目の配点を高くしていることもある。
出題形式はマークシート方式と記述方式が
あり、大学・学部・学科によって異なる。

「共通テスト利用入試」

共通テストを受験するだけで、複数の大学・
学部へ出願できる。
4~5教科を合否判定に利用するところもある。
募集人数が少ないため、高倍率になりやすい。

「全学部日程入試」

学部ごとに個別で行われる入試とは日程が
異なるため、受験のチャンスが増える。
一度の受験で複数学部・学科に合格することも可能。

「地方試験」

主要都市に試験会場を設けて行う入試。
大学がある場所以外で受験できるため、
交通費・宿泊費がおえられる。
また、本学入試と併願可能なケースもある。

※私立大学の入試では2教科や1教科で受験
できる大学もあるが、受験生の負担が
少なくなるため、高倍率になりやすい。

!取っておいたほうが良い資格!

・TOEIC

600点以上

・実用英語技能検定(英検)

2級以上

これらを持っておくことで、英語の試験で
得点換算や加点などの優遇措置をとっている
大学がたくさんある。

コメント

タイトルとURLをコピーしました